とつぜんあなたが ひかりに消えそうで
夜の色ゆらした 水底のビー玉
あぶくをかわして あなたはまたひらり
かたくななわたしの あなたは憧れ
どうして水草に
生まれてこなかったんだろう
同じ鼓動を
なみだを言葉を持てないなら せめて
サミシイカナシイ
これはなんなのでしょうか
イタクテヤサシイ
これを恋と呼ぶのでしょうか
あなたがゆくとき わたしも連れてって
ひとつぶの宇宙を 抱いて眠れるよう
ぽとりと落とされた
世界をうけいれられたのは
あなたがふれて
心の在り処を知ったから いまは
キラキラヒラヒラ
それは生まれて消えて
イトシクハカナイ
それを愛と呼ぶのでしょうか
なにをさしだせばいいですか
それともすべてさしだして
だからわたしはいま、ここに
サミシイカナシイ
これはなんなのでしょうか
イタクテヤサシイ
これを恋と呼ぶのでしょうか
何年かかっただろう
あなたの愛にやっと気づいた
何年かかってもいい
あなたに想い返せるのなら
いま誰かにやさしくできたら
その誰かが笑顔になったら
生きる意味はそこにあるんだね
ただゆるしを乞うためではなく
このあふれる気持ちをそそいで
あなたの愛をつないでいきたい
何度も思い出しては
涙の意味をひとり読み解く
何度も思い出すしか
あなたに出来ることはないから
いま自由でいるならよかった
その自由を想像するたび
風が吹いて救われてゆくよ
ただ生き方たどるのではなく
この心で身体で感じて
生まれた愛をつないでいきたい
どんなあしたを夢を描(えが)いたの 聞きたい 聞いてほしい
いま誰かにやさしくできたら
その誰かが笑顔になったら
生きる意味はそこにあるんだね
ただゆるしを乞うためではなく
このあふれる気持ちをそそいで
あなたの愛をつないでいきたい
願いを重ねた空に
わたしは融けてゆく
うすらぐ記憶にほどかれて透きとおる
やっとこの想いは
ひたすらな祈りになった
どうか幸せに どんな幸せのなかでも
どうかあなたがあなたでいられるように
ひたむきなことを おそれなくていい
あなたは何も なくしたりしない
素直に疑う明日に
涙をともしたら
うるんだ痛みに知らされる愛がある
うまく笑えなくて
泣けなくて不安ばかりで
誰にどう見られ 誰にどう言われたとしても
いつもわたしはあなたを誇りに想う
たったひとつでも ほんとうに好きな
世界を生きて つらぬけばいいよ
香る花をこの星に
のこすことに哀しみはない
さよならはいつも
やさしい強さを
たずさえているはず
どうか幸せに どんな幸せ選んでも
どうかあなたが幸せと気づけるように
生まれる想いに いらないものはない
あなたが生きる道を作るから
どうか幸せに・・・